飛び系なのにスピン量◎球も高いから戦力になる
「自分もヘッドスピード40m/sちょいですが、7番アイアンのロフト29度の飛び系アイアン『i525』が大進化して、飛び系アイアンなのに『止めやすく・ミスに強く』狙った球の再現性が凄い。これなら操作もできますよ」と鹿又は言う。その「大進化」の具体的なポイントとは、下記の3点だ。
「トゥとヒールに高比重ウェイトが入って高MOIになっていて、上下にミスヒットしてもロフトが変わらずヘッドが真っすぐ動いてくれるから、狙ったタテ距離の再現性が凄いんです。普通は打点がバラついてしまうとロフトも変化しやすいけど、『i525』は従来の飛び系より遥かにキャリーを作りやすく、ピンを狙って操作できますよ」
「普通の人はショートアイアンで球が高く、ロングアイアンで球が低くなりますよね。でも、『i525』は違って全番手が高く出て止まる印象です。。PINGの中空ってたわみが抜群で、フェースの下めに当たっても打ち出し角が高くなるし初速も◎。全番手の最高到達点が揃うので、ミドル番手以上でも地面への落下角度が大きくなる。上空からスッとグリーンに落ちる形で止まります」
「前作『i500』よりスコアラインが5本も増えた(18本になった)だけでなく、『i525』は溝の内部まで摩擦力を高めた新溝設計だから、ラフからのフライヤーを防いでくれますし、どんなシチュエーションでも最適なスピン量で打つことができます」
厳しいピン位置を攻略できるか?
安心なデカヘッドに慣れた荻原さんは不安げだったが、『i525』を打って納得。「7番で155ヤードをピンの真上から狙えるなんて!」と感動。鹿又は「上下左右に高MOIだから打点がズレてもロフトが変わらず真っすぐ動く上、PINGの中空はよくたわんで打ち出しが高く上がります」。
荻原さんは「今までの自分のアイアンのK点を遥かに越える大ジャンプです!」と激しく頷いていた。
取材協力・南総カントリークラブ
撮影・山代厚男