「カーボンウッド」って実際にどうなの?
誤解のないように言うと、テーラーメイドはこれが“初”の『カーボンフェース』ドライバーと主張しているわけではない。
初だったのはキャロウェイの「C4」。だが「C4」は、キャロウェイにとっては大失敗だったが、少なくともテーラーメイドにこの分野に進出するためのインスピレーションを与えたように思う。
そもそもテーラーメイドは「STEALTH」が初の『カーボンフェース』ドライバーではなく、2013年に「グローレリザーブ」ドライバーがあった。
だが「グローレ リザーブ」は、“ゲームの流れを一気に変える”ものではなかった。
しかし、今回テーラーメイドは、『カーボンフェース』ドライバーがゴルフ市場で成功するというだけでなく、パフォーマンスの点でも圧倒できるというところまでテクノロジーが進化したと考えている。
それだけではなく、「カーボンウッド」にこだわり、これ以上、『チタンフェース』ドライバーを製造しないとまで言っている。実際かなり本気のようだ。
だが、「チタン」は今後もなくなることはないだろうし、確かに「STEALTH」ドライバーの中にもたくさんの「チタン」が使われているが、他社との違いは、この『カーボンフェース』であり、さらなる進化が必要な分野において、「チタン」は頭打ちだと考えているのだ。
テーラーメイドは『カーボンフェース』ドライバーで既に抜け出し、競合他社と同じレース場にいるのではなく、全く違うレースをしていると考えている。
つまり競合他社は「チタンフェース」という、いわば“予選レース”で辛抱強く潰しあっている、そんな新次元の競争の始まりを宣言したのだ。
私たちは以前から、“本当の進化は常に新素材か、メーカーの新製造技術の結果から生まれる”と言ってきた。まさに、このテーラーメイド「STEALTH」ドライバーには、この両方がふんだんに盛り込まれている。
もちろん、実態はまだ分からないが、「STEALTH」ドライバーは間違いなく2022年に発売されるクラブの中で最も注目を集めるものとなるだろう。
それでは、「STEALTH」ドライバー 3モデルの性能とそれぞれの特徴を詳しく見ていこう。
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