ベテランゴルファーに多い、ドライバーイップス
数年来、筆者が気になっていたのは、大型ヘッドになってドライバーイップスになる人が増えているのではないかということだ。残念ながら統計があるわけではないが、切り返しからスムーズに下ろせなくなるドライバーイップスをよく耳にするようになった。
何人ものドライバーイップスの人に聞いてみたところ、共通点はゴルフ歴が長いベテランゴルファーであることと、大型ヘッドに苦手意識があることだった。
仮にクラブにヘッドがついていなくて、単なる棒だったら、気持ち悪さを感じる人は少ないだろう。気分良く、ビュンビュンと振ることができる。過去のパーシモンや200cc以下のメタルウッドは、当たるかどうかはともかく、それに近い感覚で振り回すことができた。
現代の460ccクラスのチタンドライバーは、いうまでもなくヘッドが大きく、重心位置は遠い。シャフトは長くなり、慣性モーメントは大きくなった。とても棒のような感覚で振ることはできない。同じドライバーという名前でありながら、全く別種の道具になったといっても過言ではないのだ。
こうして振りにくさが増したことが、スイングに何らかの影響を与えて、スムーズなスイングを阻害するように働いたのではないか。過去に気持ちよく振れていたベテランゴルファーほど、その違和感を強く感じているように見える。