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松山英樹が、大幅なセッティング変更に踏み切った理由

text by kazuhiro koyama

配信日時:2016年7月13日 10時00分

ドライバーも新モデルに変更

さらに「WGC-ブリヂストン招待」では、ドライバーも新しいモデルに変更した。よく知られているように、松山が使用するドライバーは、2008年に発売された『スリクソン ZR-30』。小ぶりでディープフェースなモデルで、正確で飛距離が出る松山のドライバーショットをこれまで支えてきたクラブだが、以前のコラム※でも書いたように、最新モデルを使用するトップランカーとは飛距離に差が生じていた。

【リンク】『松山英樹とビック3の差はギア? 最新ドライバーの飛距離は伸びているか!?』


 新しく使用したのは、9月に一般発売となる『スリクソン Z565』ドライバーだ。460ccで構えた時の投影面積が大きい、3モデル発売される中で最もやさしいとされているヘッドだ。『ZR-30』からスイッチするには、マッスルバックからハーフキャビティの変更以上に大きな変更だ。クラブに対して、非常にコンサバティブな印象のある松山としては、異例のビッグチェンジが続いている。

 新ドライバーに変わって、松山の飛距離は大きく伸びているようだ。数年分のドライバー進化の過程を一気に取り戻すように、「WGC-ブリヂストン招待」では、300ヤード超えはおろか、350ヤード近いビッグドライブを連発し、2日目には飛ばし屋、バッバ・ワトソンをオーバードライブするシーンも見られた。しかし、その日のスコアは全選手でワーストの「79」。新ドライバーの飛距離をスコアにつなげることが出来なかった。

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