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なかでも“地元食”を打ち出した飲食店ブースは、遠くから観戦に訪れた人が期待する部分だが、六甲国際ゴルフ倶楽部開催の『日本オープン』では、神戸に居を構える有名日本料理店が出展し、地元の人も“頻繁に足を運べない”お店の登場に、ギャラリーのなかでもちょっとした話題になった。
通常のギャラリープラザ内に比べてシックな外装のブースには、地元・神戸に居を構える、割烹 鮨「魚勝」、倭鴨料理「鴨六」、日本料理・会席料理「神戸 吉兆」、日本料理・会席「神戸 たん熊」の4店舗が並び、本格派の味をほかの店舗と変わらない価格で提供。同コースは今年6月の『サントリーレディスオープン』も開催しているが、今回の『日本オープン』開催にあたり、代表取締役の加藤氏は「来場していただけるギャラリーの皆様に少しでもホスピタリティを感じてもらいたい」と考え、施策を練ったという。
日帰り観戦の方は1日がかりの観戦の後に、地元の立ち寄りたいお店へ立ち寄ることができない場合が多いが、今回のようなブースが並んでいれば“食のみやげ話”も持ち帰ることができる。プロゴルファーの魅せるプレーがトーナメント観戦のメインだが、食のホスピタリティの質の向上は観戦に足を運ぶ動機の“ひと押し”となるだけに、今後のツアー会場でも食にこだわったブースがもっともっと増えて欲しい。