1年前に市場投入された同シリーズの「GLOIRE F(グローレ エフ)」は真剣にゴルフに取り組むシニアに向けて、“プレミアムアスリート”という新しいカテゴリーを創出。実際にプロツアーでは、2015年シーズンの国内女子、シニアツアーでNo1の使用率を獲得。それだけでなく、シニアツアーでは開催された6試合のうち5勝が使用プロということで大きな話題を呼んでいる。
今回発表された「GLOIRE G シリーズ」は、「GLOIRE」シリーズを拡充する目的で、飛びと、つかまりに特化したモデル。わかりやすく言うと、ヘッドスピードが遅め、飛距離が落ちてきたゴルファーが、その性能を最大化できる設計がされている。
中でも一番の特長は、テーラーメイド史上最大となる幅14mm、深さ12mmのスピードポケット(ソール面の溝)。芯を外してもボールの初速減少を最低限に抑え、安定した飛距離を生み出してくれる。
他にもフェースの肉厚部分をトゥ側に置き、ヒール側をたわみやすくすることで、自然にドロー回転をかかりやすくするドローバイアスフェイスや、先端部に配置された超高弾道70tカーボンを使用した専用シャフトといった同社のテクノロジーがてんこ盛りだ。
実際に試打してみると、これらの機能が上手くバランスし、軽量クラブでありながらしっかり感があり、気持ちよく振れてつかまるクラブになっていた。
同シリーズはドライバー、FW、UT、アイアンまでフルラインナップ。ウッド系はつかまりの良さ、アイアンは圧倒的な飛距離が印象的だった。仕上げの良さ、打球音といった、プラスαの部分も、ターゲットゴルファーが満足でき、ライバルに差をつける仕上がりになっている。
「GLOIRE G」は11月発売予定。詳細は公式HP(http://taylormadegolf.jp/gloire.html)を参照。
以下、評価(星は最大5つ)
おすすめヘッドスピード 33〜38h/m
飛び ★★★★★
コントロール ★★★
打感 ★★★★
質感 ★★★★★