復帰へ向け、16日には「PNCチャンピオンシップで新しいブリヂストンゴルフのプロトタイプボールでプレーするのが楽しみです」とコメントしていたが、投入されたのはブリヂストン『2022 TOUR B XS』だけではない。真っ赤なフェースと真っ黒なソール&クラウンのまさに“タイガーカラー”のプロトタイプ1W、FWを投入していた。
1Wは『SIM』に似たフロントスライドウェイトが付いたモデルで、足の大怪我があったタイガーの復帰に合わせて構成された新作プロトタイプと見られるが、以前と同じ三菱ケミカル『ディアマナD+Limited』の60TXシャフトを採用していた。また、アイアンも『P7TW』に変更はなかった。
「良いショットは3度だけ」と振り返ったタイガー。その一つは3番パー5のセカンドで「ピンまで220ヤード、4Iでピン上5mほどにつけたショット」に手応え。3番から3連続バーディを奪い、後半も6つのバーディ。「14番パー5のセカンド、17番パー3(216ヤード)の7Iで打ったショットはすごく良い当たりだった」と、タイガーは胸を張った。
気になる新ボールと新ウッドに関するコメントはなかったが、同組で仲のいいジャスティン・トーマスが目を見張るほどの回復ぶりを見せたタイガー。世界中のゴルフファンが待ち望んでいた“元気なプレー”ぶりに、明日も注目度・興奮度がさらに高まる。