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フォーチュンブランズ、コブラブランドをプーマに売却で合意

フォーチュンブランズ、コブラブランドをプーマに売却で合意

配信日時:2010年3月11日 18時14分

 アクシネット(タイトリスト、フットジョイ、コブラ)の親会社、フォーチュンブランズは3月10日に同社が持つゴルフブランド、コブラをプーマ社(PUMA AG)に売却する最終的合意に至ったことを発表した。このコブラの売却には関連在庫、知的財産、プロ契約なども含まれている。

 フォーチュンブランズ社CEOで会長のブルース・カルボナリ氏はこの件について「コブラブランドの売却は、当社のゴルフブランドへの投資をゴルフ界最高のブランド、タイトリスト、フットジョイに集中することで、株主への価値を高めることを可能にする」とコメント。タイトリストはボール、フットジョイはグローブとシューズの売り上げが世界一で、特にタイトリストはこの不況下でもクラブの売り上げを伸ばすなど業績が好調。同社としてはコブラブランド売却により、この2つのブランドにさらに資金を注入させる計画のようだ。

 かたや、プーマ社は昨年米ツアー期待のルーキー、リッキー・ファウラー(米国)と契約するなど米国内でのシェア拡大に乗り出しており、今回の同意によりさらにその動きを加速させる模様。

 アクシネットはコブラに関する生産、物流、販売、顧客サービスを含むプーマへの移行期のサービスを、引き続き契約に基づき実施することになっている。また、コブラブランドに従事していたすべてのアクシネット従業員は、売却が完了の時点でプーマに移行することが予定されている。なお、アクシネットジャパンのコブラブランド従業員も米国同様プーマジャパンに移籍する予定。

(ESPN.com、フォーチュンブランズ社リリース)

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