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I→UTのススメ…146㎝の身長に合わせた“クラブ改革” 23歳・大須賀望のゴルフを変えた1本「勝手に球が上がってくれる」

先週の「ECCレディス」で2位になった23歳の大須賀望が信頼を置くUTの正体とは?

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年10月22日 13時17分

先週の15~17日の日程で行われた国内女子下部ツアー(ステップ・アップ・ツアー)「ECCレディス」では、プロ3年目の23歳・大須賀望が“充実の秋”への手応えをつかんだ。レギュラー、ステップ通じて今季最高位の2位。これが実に2023年11月のステップ「京都レディース」で2位になって以来のトップ10入りだった。

【写真】大須賀望のバッグにはツアーでは珍しいクラブがいっぱい!

「ひさびさの優勝争いでしたが、焦らず落ち着いてプレーできました。(1打ビハインドで迎えた)最終18番は、バーディを取らないと勝てないことをリーダーボードが見えるグリーンで把握して、そこで取れたのは自信になりました」

結果的に後続でプレーしていた仲宗根澄香が最終ホールでバーディを奪ったことで、2勝を挙げたルーキーイヤー以来となる2年ぶりの勝利が舞い込むことはなかったが、やるべきことをやっての敗戦には納得もいく。

2023年は新人ながら、10月の「サロンパスレディス」「静ヒルズレディース」で下部ツアー2連勝。翌年のレギュラーツアー前半戦出場権が得られる賞金ランク2位で終え、順調に2年目の飛躍へ向け歩みを進めていた。しかし、その24年シーズンは開幕から予選落ちが目立った。「ドライバーショットで、チーピンが出続けるなど状態が良くなかった」。当時、指導者がいなかった大須賀は原因がつかめず、リランキングで秋にはステップ・アップ・ツアーへ逆戻りすることになってしまった。

そこで昨年のQT終了後に、山形嘉彦氏をコーチに迎え、再生を目指した。スイング面はもちろん、コーチが最初に着手したのがクラブの見直しだった。もともと、「あまり詳しくない」と、使用クラブへのこだわりが強いわけではなかったが、コーチは146センチと小柄な大須賀の身長を重要視。「身長に合ったセッティングを作ってくれました」と、オフに大幅な“改造”が施された。

例えば、それまではアイアンは5番から入っていたのだが、7番からにチェンジし、もともと4番、5番のみだったUTに6番を追加し、3本体制にした。また、そのUT自体も、ツアーではあまり見かけられない“RC”のロゴがついたもの。1992年に神戸で生まれた『ロイヤルコレクション』、通称“ロイコレ”がそれだ。これがハマったという。

「もともと球が低いのが悩みだったんですが、スイングの見直しと、このUTの性能で、球が上がりやすくなりました。例えば150ヤード先のピンでも、逃げずに、狙えてます」

クラブ構成、そしてヘッドの見直しだけでなく、身長に合わせてシャフトをカットするチップカットを施すなど、とにかく大須賀に合ったクラブ作りが行われた。それと並行して、「ジュニアの頃からのクセで、シャットフェースになってしまう」という部分の解消に向け、スイングも改造。「試合で試さないと意味がない」と、練習場だけなく、しっかりとコースでもポイントを意識しながらプレーを続けてきた。

いわば、未来に向けた“改革”の真っただ中。それでも、3試合に出場したレギュラーツアーでは2試合で決勝に進み、さらに先週2位になるなど、取り組みが実を結んでいることを実感している。

「勉強をしながらの一年」と、今ではクラブへの関心も高まり、その構成の意図などを理解しながらツアーを戦っている。「ステップでは、アイアンが7番とか8番からというセッティングは多い。ロングアイアンは難しいという人も多いと思うので、それだったらUTを6番まで入れるというのは効果的だと思いました。このUTは勝手に球が上がってくれる感覚があるので」。この考え方は、アマチュアゴルファーにも参考になりそうだ。実際、山形コーチが所属するレッスンスタジオにも、ロイコレのクラブが置いてあるのだが、そこを訪れる一般のユーザーからの評判も上々だという。

宮城県出身で、東北高を卒業した大須賀にとって、“東北高コネクション”もプロ生活を支えている。もともと山形コーチも高校の先輩にあたり、紹介してくれたのも、やはり同高出身でジュニア時代からしっているクラフトマンだ。さらに石川遼のエースキャディを務める佐藤賢和氏も東北高出身で、ラウンドをともにする仲。今年の「明治安田レディス」ではバッグも担いでもらい、その時にかけられた「球が高くなったね」という言葉も、大きな励みになっている。

現在ステップ・アップ・ツアーの賞金ランクは41位ということもあり、今はQTにも照準を合わせ調整を進めている。とはいえ、今週24日開幕の「サロンパスレディス」と、29日からの「ヒルズレディース 森ビルカップ」は、2年前に勝利したゲンのいい大会でもある。

「1年目に勝った大会の前に優勝争いもできたし、ヒルズレディースの会場(静ヒルズCC)はお世話になっているゴルフ場でもあるので、しっかりやることをやっていきたい」。優勝すれば、1次QTが免除され、最終からの参加が可能となる。信頼を置くコーチ、クラブ、なによりも自分自身をしっかりと信じ、今季終盤戦を悔いなく戦い切る。

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