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森美穂がミセス初の予選通過 花粉症&黄砂に悩ませられがらも粘りのパープレー

森美穂は2日目、53位タイギリギリで決勝ラウンドへ進んだ。

所属 ライター
臼杵孝志 / Takashi Usuki

配信日時:2024年4月6日 08時00分

<YANMAR HANASAKA Ladies Golf Tournament 2日目◇5日◇琵琶湖カントリー倶楽部 栗東・三上コース(滋賀県)◇6482ヤード・パー72>

95位から出た森美穂が3バーディ・3ボギーの「72」で回り、カットラインちょうどのトータル5オーバー・53位タイで決勝ラウンドに進んだ。2020年10月の「かねひで美やらびオープン」以来、実に3年半ぶりの予選通過を昨年8月に会社員の男性と結婚したミセスプロは素直に喜んだ。

森美穂の左薬指には指輪がキラリ【写真】

「上出来です。気持ちよくフルショットできる距離が残って、グリーンを狙うことができた。初日もスコアほど内容は悪くなかった。体調は最悪だけど、ゴルフはいい状態だと思います」

毎年悩まされる花粉症に加え、今週は大陸から風に乗って飛んでくる黄砂に苦しんでいる。大気汚染の原因となるPM2.5(微小粒子状物質)を含んだ目に見えない厄介な存在。「のどは痛いし、鼻はぐしゅぐしゅ。咳も止まらない。昨日の夜はほとんど眠れなかったし、頭も痛い」と嘆き節は続き、この日はマスク姿でのプレーを余儀なくされた。

それでもインから出た11番パー4で20ヤードのチップインバーディを奪うなど技ありのプレーを披露。今年1月に結婚披露宴を開き、出席したゴルフ仲間らのSNSで結婚したことが公になった31歳は「結婚してゴルフがよくなったと周りから言われます。自分ではよく分からないけど」と少し照れたように話した。

アマチュア時代から美少女ゴルファー、アイドル系として注目を集めた。世間がざわつくたびに「自分はゴルファー。アイドルなんて思ったことは一度もない」と悩める胸の内を吐露したこともあったが、公私の『私』が充実すれば、『公』であるゴルフにも化学反応が起きる。

「ケガなく、いいゴルフをやるだけ。新しい家族ができて、今は幸せです」。身構えることもなく自然体。こんなセリフもミセスとなった今はさらりと口にできるようになった。(文・臼杵孝志)

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