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胸張って言える「これが私のスタイル」 服部真夕が“左アプローチ”でつかんだ涙の復活V

胸張って言える「これが私のスタイル」 服部真夕が“左アプローチ”でつかんだ涙の復活V

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2021年7月2日 16時37分

イップスを乗り越えた服部真夕 歓喜の復活Vを遂げた
イップスを乗り越えた服部真夕 歓喜の復活Vを遂げた (撮影:福田文平)
<Sky レディースABC杯 最終日◇2日◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県) ◇ 6590ヤード・パー72>

「素人が見てもビックリするくらいのミスをして、普通にアプローチを打てないと思ったこともありました。でも左で打って、優勝できたのは自信になります。悩んでいる方に、いろいろな選択肢があると思ってもらえたらうれしい」

服部真夕の最新ドライバースイング【連続写真】

トータル9アンダーで大会を制した服部真夕は、表彰式の優勝者スピーチで、こんな思いを言葉にした。2015年のレギュラーツアー「CAT Ladies」で5勝目を挙げてから、6年ぶりとなる勝利の味。優勝を決めた直後のインタビューでは「泣かないつもり」だったが、涙をこらえることができなかった。この勝利までの時間を思い返すと、「あっという間といえばそうですけど、アプローチを打てない時期が長かったですね」というのがやはり最初に思い浮かぶ。

ステップ・アップ・ツアーでの初勝利を目指し、2位と1打差の単独トップから出たラウンドは、1番で2メートルのバーディパットを決める最高の滑り出し。「前半はポンポンポン」と3つのバーディを奪ったが、そこからは耐える時間も過ごした。15番では優勝を争ったリ・ハナ(韓国)に一時並ばれもした。

たが16番で「あんなにいいショットを打ったのに恥ずかしい。でも気持ち悪さがあった」という70センチのバーディパットを外しながらも、ハナがボギーを打ったため再び1打リードの状況に。そして続く17番で7メートルを決めると、ライバルが連続ボギーで後退。3打リードの最終ホールで、ティショットを左に曲げながらも、なんとか3打目を5メートルにつけ、ようやく優勝を確信した。

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