4月11日開幕の今季メジャー初戦「マスターズ」まで10日だが、すでにタイガー・ウッズ（米国）も週末にはオーガスタに降り立ったようだ。30日（土）にタイガーのプライベートジェットがオーガスタ空港に到着したことが確認された。

ジャスティン・トーマス（米国）とともに会場のオーガスタ・ナショナルGCへ向かい、フレッド・リドリー会長とともにラウンドしたと米スポーツイラストレイティッド誌の記者が伝えた。滞在時間や、何ホールをプレーしたかなどの詳細は不明とされている。

ウッズの直近の試合出場は、自身がホストを務める2月の米国男子ツアー「ジェネシス招待」。しかし2日目に「インフルエンザ」で大会を途中棄権すると、その後、登場することが期待された「ザ・プレーヤーズ選手権」も欠場しており、実戦から遠ざかっている。

先週はPGAツアーの選手理事会と、PIFのアルルマヤン会長がバハマで直接面談し、それがウッズ所有の邸宅で行われたとも伝えられている。

2021年2月にロサンゼルス郊外での自動車事故で右足を大きく負傷、選手生命が危ぶまれたが奇跡の復帰を果たしたのが一昨年のマスターズ。昨年は最終日の朝に大会から途中棄権している。その後右足首を固定する手術を敢行し、12月に自身が主催する非公式大会「ヒーロー・ワールド・チャレンジ」で実戦復帰した。オーガスタ・ナショナルGCから発表されている今季の出場者リストにも名前を連ねており、プレーする姿を見ることができそうだ。（文・武川玲子＝米国在住）