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米ツアーに挑む日大4年アマ「どれくらい通用するか」 松山英樹の“言葉”に笑顔も

日大4年の小林大河がアマチュア向けの予選会を突破し、本戦へ出場する。

所属 ALBA Net編集部
齊藤 啓介 / Keisuke Saito

配信日時:2025年10月7日 17時25分

<ベイカレントクラシック Presented by LEXUS 事前情報◇6日◇横浜CC(日本)◇7315ヤード・パー71>

アマチュア向けの予選会「Hideki Matsuyama Amateur Challenge Presented by LEXUS」で1位通過を果たし、本戦出場権を手にした日大ゴルフ部4年の小林大河。「ワクワクした気持ち」で大舞台で戦う準備を進めている。

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今年は同予選会に加え、7月の「日本アマチュアゴルフ選手権」で横浜CCをプレーしているが、PGAツアー仕様に仕上げられたコースを前に「全然違います」と驚きを隠せない。「グリーンの速さとか、ラフも長くて埋まりやすくて、フェアウェイキープすることが大事だと感じました」と警戒心をのぞかせた。

とはいえ、今大会は世界の強豪たちが集うフィールド。優勝スコアはかなり伸びると見ている。そのなかで掲げた目標は「一日、2アンダー」。いまできるベストを尽くしながら、「優勝する気で」予選カットなしの4日間を戦い抜くつもりだ。

会場となるコースには、白いスタンドやホスピタリティエリアが設けられ、日本ツアーでは見られない光景が広がる。まるで「PGAツアーにいるかのような錯覚を覚える」という。火曜日ながら多くのギャラリーが駆けつけ、「スタンドとかギャラリーの皆さんがいるだけで本当に違って、きょうは楽しく練習ができました」と、大舞台の雰囲気を噛みしめながらラウンドを終えた。

西武台千葉高校在学時の2021年には、ボランティアとして「ZOZOチャンピオンシップ」に参加。最終日には松山英樹の組でスコアボードを担当していたという。同大会で松山は優勝を果たしたが、優勝を決定づけた最終18番のセカンドショットは「いまでも忘れない」と小林の記憶に刻まれている。

今度は、ボランティアではなく自らがプレーヤーとして立つ。「いまの自分がどれくらい通用するんだろう」。期待と緊張が入り混じるなかで、「楽しめるよう準備したい」と22歳の目は輝いている。

予選会の表彰式以来となる松山との再会も果たした。朝の挨拶では、「腰が痛いっていうのを知ってらっしゃって、『無理せずに今後もあるから』と言っていただきました」と明かす。「ちょっとずつ痛くて」と腰に不安を抱えていたが、松山からの思わぬ声かけに笑みがこぼれた。

予選会でつかみ取った貴重な1枠。「この試合に出させていただいただけで感謝ですし、将来の自分につながるよう、しっかりモノにしていきたいと思います」と気を引き締める。マスターズ優勝を将来の目標に掲げるなど、海外志向の強い小林。夢の第一歩を、横浜の地で力強く踏み出そうとしている。(文・齊藤啓介)

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