2度の年間王者! スティーブン・アルカーはロボット並みにスイングの再現性が高い
1971年生まれ、ニュージーランド出身。54歳
シニア入りする前は米下部のコーン・フェリーツアーが主戦場でした。シニア参戦に向けてかなりスイングを改造して、フィジカル的にも鍛え直してきた。米シニアのQTはおそろしく狭い門で5位までしか出られません。アルカーは推薦やマンデートーナメントを足がかりに、ベスト10に入って次の試合の出場権を得て、を繰り返してシードを獲得したタイプです。
昨年は最終戦でアーニー・エルスを逆転して、22年シーズンに続いて2度目の年間王者に輝きました。PGAツアーでは活躍していないので、あまり知られていませんが、典型的なショットメーカーです。彼のスイングを一度見てもらいたいのですが、シニアのレベルではありません。ロポットなんじゃないかっていうくらいスイングの再現性が高くて完成されている。ほぼ毎回ショットはピン筋に飛んでいきますし、調子が良ければ当たり前のように2メートル以内につけてきます。
彼の場合はパッティングが苦手というわけではないのですが、ショットの比べると少し劣る部分がある。どんなに離れていても、だいたい5メートルくらいにつくんですけど、その5メートルや3メートルくらいが入り出すと、爆発的なスコアを出してきます。
【スティーブン・アルカー 米シニアツアー成績】
今季1勝、通算9勝