8月27日に終了した米国男子ツアー2022−23シーズン最終戦「ツアー選手権」（アトランタ・イーストレイクGC）は、25歳のビクトル・ホブラン（ノルウェー）が、2位のザンダー・シャウフェレ（米国）に5打差をつける圧勝で幕を閉じた。
米国内でTV放映をしたCBSが、29日にその視聴率を発表した。最終日は平均で461.3万人が視聴し、タイガー・ウッズ（米国）が勝利した2018年以来の高視聴率を記録したことが分かった。最終日は雷雨の影響で一時プレーが中断。終了時間は日没近い午後8時（米国東海岸時間）となったことも影響したが、序盤のピーク時は550万人がTV観戦した。
同大会を制したホブランは1800万ドル（約26億円）のボーナスを獲得、2位のシャウフェレも600万ドル（約8億7000万円）だったことも話題になった。18年大会は最終日を首位で迎えたウッズが「71」で回り、ツアー通算80勝目を挙げた大会でもある。
プレーオフ2戦目までのフェデックスカップ・ポイントの順位により、スコアに差をつけて初日を迎えるという現在の最終戦フォーマットには賛否両論あるのも事実。今年は1位で最終戦に入ったスコッティ・シェフラー（米国）が10アンダーからスタートしたが、４日間を終えて通算11アンダーの6位に終わっていた。CBSによると42大会が行われた22−23シーズンは、前年から全体で1％視聴率はアップしたという。（文・武川玲子＝米国在住）
