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松山英樹は強風のなか16年大会のリベンジに成功 週末へ「良いプレーができるように」

予選通過を果たした松山英樹。パリ五輪にもつながる週末にしたい。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2024年7月20日 06時30分

<全英オープン 2日目◇19日◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇7385ヤード・パー71>

節目となる10回目の出場を果たした松山英樹は初日、2日目とスコアを伸ばせずトータル5オーバーで予選ラウンドを終えた。1日目は雨、風、寒さのなかで、そしてこの日は朝から強い風が吹く難コンディションのなかでの2日間となった。

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出だしの1番では右側にある海から強いアゲンストの風が吹いていた。そのなかアイアンで打ったティショットがフェアウェイを捉える。ピン左約6.5メートルにつけて2パットのパー発進と静かに滑り出した。4番パー5では、残り296ヤードの2打目をしっかりグリーンに乗せて2パットで沈め、バーディが先行する。

しかし、5番パー3のティショットは距離が足りず、グリーン右手前のアゴの深いポットバンカーへ。そこから乗せたものの2パットのボギーを喫した。12番パー4では、ティショットが左に曲がりラフへ行くと、2打目は右のブッシュとショットが安定せず。そこからピン約12メートルの位置に乗せたが、パーセーブに失敗した。

「これだけ風が強いとなかなか。きのうの出だしもそうだけど、距離感というのが難しくて、横風に対するジャッジもなかなかうまくいかなかった」と1バーディ・2ボギーの「72」で回った一日を振り返る。

「やっぱりパッティングが、足を引っ張っているなという感じがします」。バックナインの14番のティイングエリアではなにも握らずにパターのグリップ、アドレスやストロークの確認を行う姿が見られるなど、グリーン上の課題克服を急いだ。

5オーバーでホールアウトしたときはカットライン上に位置していたが、そこからボーダーが6オーバーに下がり54位タイでの予選通過になった。「時間もあるので良いプレーができるようにする。通らなかったらオリンピックに向けて頭を切り換えて頑張りたいなと思います」。薄氷を踏むような決勝進出だったが、残り2日もプレーできる。

16年に、今回と同じロイヤルトゥルーンでの全英に出場した時は予選落ちだったが、そのリベンジには成功した。これが8月1日から4日間の日程で行われる「パリ五輪」前、ラストの大会でもある。そこに向けても“有意義”な週末にしたい。(文・高木彩音)

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