米国男子ツアーは、来季の出場権争奪戦が今週から始まる。先月の「ツアー選手権」をもってレギュラーシーズン、プレーオフシリーズは終了したが、ここから8試合は来季の職場確保をかけた戦いとなる。
2027年シーズンは例年通り、今季フェデックスカップ・ランキングの上位100人がフル出場権を獲得。レギュラーシーズン、プレーオフシリーズ初戦を突破した上位50人はすでに確定。残りの枠をめぐる「フェデックスカップ・フォール」、通称フォールシリーズが、「ビルトモア選手権」でスタートする。
ここで、フォールシリーズをおさらいしよう。9月開催の本大会、10月開催の4試合、11月開催の3試合の全8試合からなる同シリーズは、トップ50から漏れた選手たちがメインのシリーズ。トップ100に入るための、ラストチャンスというわけだ。
本シリーズにはすでに確定しているトップ50の選手も出場可能だが、出場権を獲得している選手たちは例年、出場をスキップ。今季、ツアーの中心を成したトッププレーヤーが不在の中で、少しでも出場優先順位となるランキングを上げていくことが目的となっている。
ここで獲得したポイントは、レギュラーシーズン、プレーオフシリーズ初戦までの累積ポイントに加算される。すでにランキングトップ50入りしている選手が出場しても、ポイントの加算はされない。例えば、昨年の10月に日本で開催された「ベイカレント・クラシック」で優勝したザンダー・シャウフェレ(米国)は、ポイントが加算されなかった。
同大会で4位タイに入った金谷拓実の例を見ると、大会前のランキングは135位だったが、4位の104ポイントを加算し、一気に115位に浮上。その後は120位までランクダウンしたが、11月の“ラス前”の一戦で3位タイに入り、ここではじめてトップ100入り(99位)。最終戦は予選落ちを喫したが、その99位を守り、今季の出場権を獲得している。
久常涼も昨年のフォールシリーズを戦った一人。レギュラーシーズンをランキング84位で終えたが、その後は下位の選手の突き上げもあって、最終戦を前に95位まで下降。トップ100入りは最終戦にゆだねられた。そこで予選落ちを喫したが、なんとか同順位をキープし、今季の活躍につなげている。
ドラマが生まれる秋の8戦。その開幕となる今週は日本勢4人が出場する。すでにトップ50入りしているランキング47位の久常も参戦。久常は今大会ではポイント獲得はないが、ツアー初優勝をにらむ。そのほか115位の中島啓太、144位の金谷、168位の平田憲聖も出場。100位内を目指していく。
