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恒例“水切り”ではガックリ…もパトロンから拍手喝采 松山英樹がマスターズで最終調整

松山英樹がオーガスタで最終調整。16番パー3ではパトロンからの拍手喝采を浴びた。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年4月10日 08時00分

<マスターズ 事前情報◇9日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7555ヤード・パー72>

開幕を翌日に控えた9日、2021年覇者の松山英樹はインコース9ホールの練習ラウンドを回り、最終調整に臨んだ。

【写真】出ました! 恒例の水切りショット

まだ薄暗さの残る時間帯にコース入りし、気温が低いなか練習場で体を動かした。そのまま10番に直行し、午前7時40分頃にスタート。アウトを回った前日に続き、この日も精度の高いショットを随所に披露した。

オーガスタの11番から13番ホールは、神に祈らなければならないほど風の読みが難しいことから“アーメンコーナー”と呼ばれる。その中の12番パー3では、ティショットを手前2メートルほどにつけた。ゲートオープンからすぐさま駆け付けたパトロン(ギャラリー)からは歓声を浴びせられ、グリーンに向かう途中のホーガンブリッジと呼ばれる名物橋では、早藤将太キャディと自撮りする姿もあった。

中でも注目を集めたのは、これまた名物ホールの16番パー3。出場選手がグリーン手前に広がる池で水切りショットをすることが恒例のホールだ。ティショット後、グリーンに向かう途中でパトロンから『スキーップ!』の掛け声。アンダースローで水切りするようなジェスチャーも見せながら、パトロンのリクエストに応じ、ウェッジからクラブを握り変えた。

1球目は土手まで惜しくも届かず。悔しそうな仕草をしながら、「ワンモア!(もう一回)」という声援を受けて再挑戦。2球目もわずかに届かず肩を落としたが、パトロンの拍手喝采にマスターズ覇者は笑顔で応えた。

最終18番ではグリーン周りの確認に時間を費やし、午前10時にホールアウト。その後はパッティング、ドライビングレンジ、チッピングと順に調整を進め、正午前にはコースを後にした。午後に行われる恒例行事・パー3コンテストの出場は見送られた。

予選はブライソン・デシャンボー(米国)、シェーン・ローリー(アイルランド)のメジャー覇者2人と同組。午後1時23分(日本時間翌午前2時23分)のティオフまで、カウントダウンは始まっている。(文・笠井あかり)

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