ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

19年ぶり快挙 涙の“父子優勝”【舩越園子コラム】

スコットランドのレフティ、ロバート・マッキンタイアが父と二人三脚で初Vを果たした。

所属 ライター
舩越 園子 / Sonoko Funakoshi

配信日時:2024年6月3日 12時00分

「RBCカナディアン・オープン」は、スコットランド出身の27歳、ロバート・マッキンタイアが父親ドギーをキャディとして携え、見事、PGAツアー初優勝を挙げた。父も息子も、うれし涙があふれて止まらず、言葉にならない様子だった。

あふれる涙が止まらない…【写真】

PGAツアーにおけるスコットランド出身選手の優勝は、サンディ・ライル、ポール・ローリー、マーティン・レアード、ラッセル・ノックスに続く史上5人目となった。レフティ選手の優勝は史上16人目に当たる。

そして、父と子による優勝は、2005年に「サンダーソン・ファームズ選手権」を制したヒース・スローカム(米国)父子以来、実に19年ぶりの快挙である。

マッキンタイアの父親はレギュラー・キャディではなく、今大会開幕直前に急きょ、バッグを担ぐことになった臨時キャディだった。そして、うれしい初優勝となったところに、不思議な巡り合わせを感じずにはいられなかった。

マッキンタイアはDPワールド(欧州)ツアーで2020年と2022年に勝利を挙げた実績がある。昨年は「ライダーカップ」の欧州チームメンバーにも選ばれ、初出場ながら大活躍を見せて大きな話題になった。その際、幼いころから憧れてきたジャスティン・ローズ(イングランド)から「生涯、忘れない大事なものをもらった」そうだが、それが何かは「秘密だ」そうで、米欧メディアにも「何か」の正体は明かさなかった。

昨年は日本の久常涼と同様、DPワールドツアーのポイントレースであるレース・トゥ・ドバイでトップ10入りを果たし、今季のPGAツアー出場資格を獲得。すでにトップ10入りが3回と成績は上昇中で、「全米プロ」では8位タイと大健闘だった。

今週は、初日に首位から2打差の4位で発進すると、2日目は首位タイに浮上。3日目は前半で崩れかけたが、バッグを担ぐ父親から「これまで何をどれだけ練習してきたかを思い出せ」と言われ、「ハッと我に返った。そもそも今週は無欲で臨んでいるのだから、何も怖がる必要はない。そう思ったら、気持ちがすっかり落ち着いた」。

その言葉通り、後半はしっかり持ち直して、リーダーボードの最上段を維持し、2位に4打差で最終日を迎えた。

それでもやっぱりPGAツアー初優勝がかかるサンデー・アフタヌーンの雰囲気に飲まれたのか、1番はボギー発進。しかし、4番、7番、8番、11番とバーディを重ね、この時点で2位と4打差をつけていた。

しかし、12番、13番の連続ボギーで2位との差は2打へ縮まった。15番でバーディを奪い返したものの、最終組でともに回っていたベン・グリフィン(米国)に追い上げられ、最終ホールを迎えたときは、1打差まで迫られていた。

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

PGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト