<ファーマーズ・インシュランス・オープン 初日◇25日◇トリーパインズGC (米カリフォルニア州)◇サウスC 7765ヤード・パー72、ノースC 7258ヤード・パー72 >
2週前の「ソニー・オープン・イン・ハワイ」に続いて、推薦で出場している中島啓太。初日はサウスコースより距離の短いノースコースを回り、5バーディ・2ボギーの「69」で回り、3アンダー・33位タイとまずまずの位置で滑り出した。
「真っすぐ行っていたわけじゃないし、パー5もバーディが獲れてない。その中では良いゴルフができたと思う」と振り返る。フェアウェイキープは14ホール中5ホールで35.71%、4つあるパー5はすべてパーだったが、最後は1.5メートルのバーディパットを決めきって、あすにつながるゴルフをみせた。
そんななかで、レイアップしたときに左に引っかけるシーンが目立った。「やっぱり曲げてはいないというプレッシャーがある中で、しっかりと振り切れていないというか、ボールを置きにいっている。しっかりと振り切れるようになれば良くなると思うので、明日やってみたい」と原因はわかっている。
あすは強い風が吹く予報で、距離が長いサウスコースを回る。「サウスコースは真っすぐいかないと厳しいので、そこには不安が残っている」と言いながらも、「サウスのほうが(ラフが)深いし距離もあるので、もっとティショットが大事になる。粘り強くプレーして予選通過ラインをしっかりクリアしたい」と、ソニー・オープンに続き、2選連続の決勝ラウンド進出を見据える。
また、世界最高峰のツアーで戦うやりがいも感じている。「試合をやっていく中で成長できる部分があると思うので。試合をやりながら成長できれば」と、この春、日体大を卒業する22歳は、この挑戦を楽しんでいる。