PGAツアーは15日、今季の『プレーヤー・オブ・ザ・イヤー』に世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)、『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』にアルドリッチ・ポトギーター(南アフリカ)が選出されたと発表した。
4年連続のMVP受賞は1999年〜2003年(5年連続)のタイガー・ウッズ(米国)以来2人目の快挙。今季は「全米プロ」と「全英オープン」のメジャー2勝を含む6勝を挙げ、まだ29歳ながらツアー通算19勝を積み上げた。
PGAツアーのCEO、ブライアン・ロラップ氏は「スコッティの安定した活躍は驚異的で歴史に残るもの。2026年も大いに期待している」とコメントを発表。また、タイガーも先日の「ヒーローワールドチャレンジ」で「スコッティのプレーはただただ驚異的だ。安定感、戦略性、コースへの攻め方すべてが本当に驚くべきものだ」と称賛した。
「マスターズ」を制してキャリア・グランドスラムを達成したローリー・マキロイ(北アイルランド)、「ツアー選手権」での優勝で年間王者に輝いたトミー・フリートウッド(イングランド)らもMVP候補に挙がっていたが、選手間投票でシェフラーが選出された。
ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたポトギーターは、「ロケット・クラシック」でツアー初制覇。20歳9カ月16日での勝利は歴代9位の年少記録だった。平均飛距離は325ヤードでツアー1位。「ジェネシス・スコットランドオープン」では401ヤードをマークした。
ロラップCEOは「アルドリッチがこれほど若い年齢で成し遂げたことは、まさに驚異的。母国・南アフリカを含む世界中のファンを魅了しており、PGAツアーは彼の将来に大きな期待を寄せている」とコメントを寄せた。(文・武川玲子=米国在住)
