<BMW選手権 最終日◇23日◇ベルリーブCC(ミズーリ州)◇7448ヤード・パー70>
米国男子ツアーがいよいよ佳境を迎える。プレーオフシリーズの2戦目「BMW選手権」を終えて、次週の最終戦「ツアー選手権」に進出する30人が決定した。精鋭30人の顔ぶれを見てみよう。
まずは、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)が順当にポイントランキングも“1位通過”となった。BMW直前に手足口病にかかる災難に見舞われたが、「休めば大丈夫だと思う」と回復傾向。2024年に続く2度目の年間王者を目指す。
今季3勝のマシュー・フィッツパトリック(イングランド)が2位、「全米オープン」、BMW優勝のウィンダム・クラーク(米国)が3位、“第5のメジャー”「ザ・プレーヤーズ選手権」優勝のキャメロン・ヤング(米国)が4位、未勝利ながら抜群の安定感を誇ったキム・シウー(韓国)が5位と、上位勢はおなじみの顔ぶれがそろった。
今大会では3人が逆転でトップ30入りを果たした。大会前に31位だったゲーリー・ウッドランド(米国)は大会4位タイに入り18位までランクアップ。「今週が無事に終わって良かった。来週まで行けることを誇りに思う」と喜びは大きい。
「全米オープン」を制した19年以降は不振に陥り、3年前には脳腫瘍が発覚し摘出手術も受けるなど、苦しい時間を過ごしてきた。完全復活には遠く、いまでもPTSDに悩まされているなか、3月の「テキサスチルドレンズ・ヒューストンオープン」で勝利。7年ぶりの最終戦を心待ちにする。
前週のプレーオフ初戦をヒザの痛みで棄権したロバート・マッキンタイア(スコットランド)が今大会を7位タイで終えて、ランキング36位から25位に浮上。逆転を果たした。6年連続の最終戦進出を決めたのはパトリック・キャントレー(米国)。大会を2位で終えて、ランク43位から19位までジャンプアップした。
3人が滑り込んだことにより28位につけていたカート・キタヤマ、29位バド・コーリー、30位のリッキー・ファウラー(いずれも米国)が圏外に押し出された。
日本勢では松山英樹がランキング16位で12度目の最終戦進出を決めた。14年から続いていた連続出場は24年に腰のケガにより途切れたが、好調のまま今季初優勝を狙う。大会前27位の46歳、アダム・スコット(オーストラリア)は28位でかろうじてトップ30入り。「生き残った」と胸をなでおろした。
また、ライアン・ジェラルド(米国)、ミンウー・リー(オーストラリア)、クリストファー・レイタン(ノルウェー)、アレックス・フィッツパトリック(イングランド)、アレックス・スモーリー(米国)、ライアン・フォックス(ニュージーランド)の6人がはじめて最終戦にコマを進める。
上位30人しか進めない戦いで勝利すれば年間王者の称号とともに、破格の優勝賞金1000万ドル(約15億9000万円)を手にする。また、30人には来季のメジャー4大会出場権と2年間のツアーフル出場権が与えられる。
