落とさなければいい――難コースのシネコック・ヒルズだからこそ、
全米オープンだからこそ、消極的な守りの姿勢を積極的に取るケプカのストラテジーは、「落とさなければ勝てる」という状況を72ホール目のケプカにもたらし、最後はボギーでも1打差をつけて勝利することができた。
「ドライバーショットは決してグレートではなかった。でも、それでもパターが冴えれば、補うことはできる。そして勝つことができる。それが今週4日間、僕がやってきたことだと思う」
かくしてケプカは、
全米オープンを勝とうとせずに連覇した。昨年の学びが無かったら、決して成し遂げられなかった偉業だった。
文・舩越園子(在米ゴルフジャーナリスト)