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【田中秀道の目】一番衝撃を受けたコース…“本物”しか勝てない場所で優勝した小平智

【田中秀道の目】一番衝撃を受けたコース…“本物”しか勝てない場所で優勝した小平智

所属 ALBA Net編集部
標 英俊 / Hidetoshi Shimegi

配信日時:2018年4月16日 17時54分

自身の米ツアー挑戦初年度となった2002年、吹きつける風と戦い、メンタル面が疲弊した状態で、及第点の「71」でラウンドした田中。ところがホールアウト後に全体のスコアを見ると、首位は9アンダーとロースコアが出ていた。1年目に最もショックを受けた試合がRBCヘリテイジだっただけに、小平の勝利はなおさら衝撃を受けた。

「相当なショットのクオリティー、そして瞬間で選択できるマネジメント力。自分の飛距離や精度を把握して、いま何ができるのかを正確に判断し、ベストな答えを出せる…。そういうマネジメントが必要なんです。

小平はデビュー当時からショット力の高さがストロングポイントでしたが、自分のサイズを知りながら少しずつ成長させています。昨年は日本ツアーでトータルドライビング1位と、いまや国内男子ツアーでナンバーワン。自分と同じ“小柄”という共通点がありますが、僕はウエートシフト(体重移動)を使っていくタイプなのに対し、彼はアドレスの幅のなかでスイング軸をキープし、胸の前からクラブが一切外れず、縦ぶりでコンパクトに振っていく。(172cmの)身長の割に横ぶりではなく、クラブが縦に下りてくるタイプです。バックスイングで地面を踏み込み、その反発を使い、インパクトで左カカトが浮いてくる一方で、前傾角度は変わらないからスイングプレーンが崩れずに効率よく飛ばせる。身長178cmでも飛ばし屋として名をはせるジャスティン・トーマスなどと同じ“ジャンプ系”ですね。

ショットのクオリティーは“言うに及ばず”ですが、僕は心のブレを持たずにプレーできていることのほうにすごさを感じます。“本物”なんだなと」(田中)

田中が語るPGAツアーで最も難しい点は、「もっとやらないといけない」という気持ちに駆られること。自身は耐えて「71」を出したが、9アンダーをたたき出していたデービス・ラブIIIがインタビューで“リゾートコースだから、楽しんでやったらいいスコアが出たよ”と余裕を持ってコメントしている光景を見た。平常心ではいられなくなり、ストローク差よりも「それくらいの余裕がないとPGAツアーで戦えない」と感じた苦い経験がある。

「“普段の自分でいられなくなるはず”の体のサイズで、ハーバータウンゴルフリンクスを“やりやすかった”とコメントできるのは、米ツアーのクオリティーにいるんだな、と感じました。僕は米ツアーの初めの1〜2年で“頑張っている状態”が続きましたが、彼は“よそ行きのゴルフ”をしていない。ここ最近、強気を装うのではなく、常に自身の力量を把握したうえでの冷静な言葉が多かった。培ってきた自信と今回の結果がリンクしたことは、非常に大きいと思いますよ。
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