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窮地を救ったスーパーショット 松山英樹は腰痛抱えながらも首位に浮上「自分に期待したい」

昇格大会「アーノルド・パーマー招待」は第2ラウンドが終了した。首位に浮上した松山英樹は何を語った?

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年3月9日 09時43分

<アーノルド・パーマー招待 2日目◇8日◇アーノルド・パーマーズ ベイヒルC&L(フロリダ州)◇7466ヤード・パー72>

先月18日に終了した「ジェネシス招待」に続く、出場2試合連続優勝が現実味を帯びてきた。2位でスタートした松山英樹は、最終18番で3.5メートルのバーディパットを沈めトータル7アンダーにすると、首位グループの仲間入りを果たした。ラウンド後には、「ティショットに苦労してタフなラウンドだったけど、スコアを伸ばして終わることができてよかった」と、一日の感想を話す

松山英樹に忍び寄るワニさん…【写真】

この日、最初のバーディは3番パー4。そしてここでの一打がスーパーショットになる。左に曲がったティショットが池方向に飛び、池ポチャこそ免れたが、ボールは斜面のラフに止まった。

2打目は水際に立つような形で打つことを余儀なくされたが、この残り128ヤードのショットはグリーン手前から転がり、カップ方向へと進んでいく。結果的にバーディになったが、わずかにカップ左をかすめただけで、もう少しでショット・イン・イーグルという一打になる。この窮地からのビッグプレーでコースを盛り上げた。

ただ4番で連続バーディを奪いながら、その直後の5番でボギーを叩くと一時停滞。12番でスコアロスをすると、ここからはバーディ、ボギーが交互に来る展開になった。そのなかでのバーディ締めだっただけに、価値は大きい。この日のフェアウェイキープ率は42.86% (6/14)。冒頭の言葉にもあるように、このあたりが少し足を引っ張った。

開幕前のプロアマは腰痛を原因に欠場。状態が心配されたが、初日をいい形で滑り出し見る者を安心させた。ただ、本人は「最後のセカンドから結構痛かった。あしたはきょうくらいでできればいいかなと思う」とも明かす。治療もし、「良くはなってきている」ともいうが、「あしたも最後まで何もなかったらいいなと思う」と祈るような気持ちも抱いている。

3週前には通算9勝目を挙げた。そこからオフを挟み、今週が“復帰戦”。そこで勝利すれば、格上げ大会連勝にもなる。「ショットはジェネシスのときと変わらないけど、パッティングはジェネシスから良くなっている。きょうはパッティング含めショートゲームで良かったり悪かったり差が激しいけど、それでもこの位置で居られるのはすごくいいこと。いい状態で3日目、4日目もプレーできることを、自分に期待したい」と、週末への意気込みを口にした。

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