唯一メキシコで開催される米国男子ツアー「OHLクラシック at マヤコバ」が現地時間9日(木)より開幕する。開催に先立ち、米PGAツアー公式サイトにて優勝予想ランキングが発表された。
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今大会の目玉は、今季初戦を迎えるリッキー・ファウラー(米国)だ。世界ランクは全選手中トップの10位、優勝予想ランキングでは4位の好評価を得た。まぎれもない優勝候補の一角として、初お目見えとなるエル・カマレオンGCで新たな1年のスタートを切る。
1位に挙げられた昨年覇者のパット・ペレス(米国)を初め、ケビン・チャペル、チェッソン・ハドリー、ファウラー、ザック・ジョンソン(いずれも米国)と優勝予想ランキングは続くが、上位の面々にはある共通点が存在する。それは、ファウラーを除くほぼ全員が30歳以上、いわゆる“中堅”“ベテラン”と形容される選手で構成されているという点だ。
過去を紐解くと、歴代覇者10人の平均年齢は34.7歳と非常に高い。12年のジョン・ハー、13年のハリス・イングリッシュ(ともに米国)が例外として20代で制しているが、50歳で初代覇者の座についたフレッド・ファンク(米国)を筆頭に、百戦錬磨の“ゴルフ巧者”が勝利を収めている。同コースでは“まるでカメレオンのようだ”と例えられる変幻自在な風が吹き荒れる。その悪条件への対応という点において、ベテランたちが経験や柔軟性でアドバンテージを握ってきたということだ。