世界ゴルフ選手権シリーズの「WGC-キャデラック選手権」の最終日。宮里優作は2バーディ・6ボギー・2ダブルボギーの“80”を叩き、トータル15オーバーの61位タイでフィニッシュした。
松山英樹、前日にはウォーターショットにもチャレンジ
吹き荒れた強風に最後まで翻弄された。1番パー5でバーディを逃すと、3番でボギー。5番では「ピンまで170くらいで番手を2つ下げたのに8番アイアンで180ヤードくらいキャリーした。なんてことないライに見えるけど、見極めが難しい」とセカンドを奥の池に入れてダブルボギー。7番でもダブルボギーを叩くと、後半は12番から3連続ボギーとするなどズルズルとスコアを落とした。
初のWGCの舞台は61位(65選手中)とほろ苦いものとなった。この日に象徴されるように悩まされたセカンドの距離感や、グリーン周りの小技、それに伴うセッティングの変更とやることは山ほどある。だが、「挑戦したいという意欲がどんどん出てくる。やればやるほど」。日本ツアーの選手へ向けても「たくさんいいコースがあるので、そこでプレーすることで自分にプラスになる。どんどんこっちのコースでやってほしい」と海外への積極挑戦を強く勧めた。
次週は「BMW・ISPSハンダ・ニュージーランドオープン」に出場のためニュージーランドに渡る。「明日ここから行ってシドニーで一泊して、水曜日に到着します」。練習ラウンドをする時間すらないが、「去年も出ているのでコースは知っているしね。良いコースですよ」。選手会長の視線はやはり前向きだ。