米国男子ツアー「ザ・ホンダクラシック」の初日。ローリー・マキロイ(北アイルランド)が7バーディ・ノーボギーの“63”を叩きだして単独首位スタートを決めた。
歯痛を訴えふてくされて引き上げるマキロイ 昨年大会
2012年大会のチャンピオンでもあるマキロイは、昨年大会は第2ラウンドで歯痛を訴えて棄権。しかし、この行動がスコアが悪かったことによる仮病ではないかと米国内で物議をかもし、のちにマキロイも「僕は間違っていた」と謝罪するなど後味の悪さを残していた。
しかし、この日のゴルフはその出来事をかき消す圧巻の内容。中でもギャラリーの度肝を抜いたのは10番からの3連続バーディ。この日の3番目に難しかった10番では192ヤードを2.5メートルにつけてバーディとすると、さらに難しい11番では約14メートルを決めて大歓声を呼び込んだ。
続く12番も同組で回ったアダム・スコット(オーストラリア)を軽々アウトドライブして、144ヤードをウェッジで打ったセカンドを2メートルにピタリ。難関ホールを異次元のゴルフで攻略して見せた。安定感のあるショットに加え、パッティングのスコアへの貢献度は圧巻の3.877。非の打ちどころのないゴルフで大会2勝目へ向けて最高のスタートだ。