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「頭が真っ白になりました」 久常涼はトップ10入りを逃す痛恨のミスに涙

「頭が真っ白になりました」 久常涼はトップ10入りを逃す痛恨のミスに涙

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年10月16日 17時07分

ZOZOチャンピオンシップ 最終日◇16日◇アコーディア・ゴルフ 習志野CC(日本・千葉県)◇7079ヤード・パー70>

トータル10アンダーで最終18番パー5を迎えた久常涼。ガードバンカー手前のラフからの3打目は、ピンまで58ヤードだった。これを寄せてバーディとすればトップ10入りは確実。だが、「頭が真っ白になっていました」とミスショットで手前のバンカーに落とした。4打目は3メートルに寄せたが、パーパットはカップに蹴られて痛恨のボギーフィニッシュ。トータル9アンダー・12位タイとトップ10入りを逃した。

最終18番でバンカーショットを放つ久常涼【写真】

この試合でトップ10に入っていれば、2週間後のPGAツアー「バターフィールド・バミューダ選手権」の出場資格を獲得できたが、そのチャンスを目前で逃した。「最後やっちゃいました」。苦笑いを浮かべてアテストテントに向かったが、テントから出てくるなりこみ上げるものがあった。数分後、目を晴らして取材陣の前に現れた久常は、ハキハキとこの日のことを振り返った。

トップと5打差の8位から出た久常は、逆転優勝の可能性も信じてスタート。1番パー4で3メートルを沈めてバーディ発進。しかし、その後は、なかなかバーディパットが決まらず上位に迫れない。

12番パー4では8メートルの難しいフックラインを決めるなど、トータル10アンダーとしてトップ10内で推移。「ホールを重ねるにつれて順位だったり、少し意識していたところで最後、体が動かなかった。1つでも上の順位で上がりたいと思っていた」。日本ツアーでは経験できないほどの大ギャラリーの声援を受けた。スコアを伸ばしたい欲求も強かった。それが重なり、終盤は普段通りのプレーをするのが難しくなっていた。

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