「本当にすばらしい経験をさせてもらった。これだけの支援をしてくれたたくさんの人々にとても感謝している」と流ちょうな英語でインタビューに応えた。
「すごくいいことが続く反面、一方では悪いことが続いている」とミーシャ。
母のヴィタさんはミーシャを米国に無事届けるとキーウへと戻っていった。父のオレグさんは戦争が終わらないとウクライナから出国することができない。祖父母もキーウに留まったままだという。
「僕のアメリカでの生活は素晴らしい。練習はいつだってできるし、ゴルフはうまくなったと思う。だけど家族はまだウクライナにいる。それを考えるととても苦しい。幸いなことにまだ家族と話すこともできるし、インターネットが繋がってフェイスタイムもできる。だけど家族と離れたのは僕にとってははじめてのことで、とても心細い」と15歳は不安も口にした。
父の影響で6歳のときにクラブを手にしたミーシャ。10歳から本格的にプレーを始めたそのゴルフコースは今、ロシア軍により攻撃された。「ときおりノスタルジックな気持ちになる。僕がゴルフのすべてを学んだ場所は破壊された」と自身のソーシャルメディアに綴っている。