「僕はほとんどティショットが曲がらない。だからパットが入れば上位にいけるといつも思っている」と自信をみせる。今大会も初出場だが、実はプロ転向前の19年にこの空気は肌で感じていた。本戦への出場はなかったが、今大会開幕前の月曜日に開催される「カレッジ・ショーケース」に出場。大学の先輩でもあるビル・ハース(米国)とともにプレーした。
「その日はビルからたくさんのことを学んだ。ほんとうによくしてもらって、今もそう。僕はたしか76を打った記憶だが、ずっとビルのプレーを見ていた。そうして今、ここで戦えていることは本当に幸運だと思う。まだ24歳。ゴルフのすべてを分かっていないから、たくさんのことを学んで行きたい」。優勝争いに名乗りを挙げたラウンド、こう興奮気味に話した。(文・武川玲子=米国在住)
