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金谷拓実の『上ってなンボ』なルーティン 「小学生のときからです」

金谷拓実の『上ってなンボ』なルーティン 「小学生のときからです」

配信日時:2022年1月14日 17時47分

金谷拓実は小学生の頃から「新上がってナンボ!! 太一よ泣くな」の主人公、川端太一のルーティンを取り入れている(弊社刊「ALBA」より抜粋)
金谷拓実は小学生の頃から「新上がってナンボ!! 太一よ泣くな」の主人公、川端太一のルーティンを取り入れている(弊社刊「ALBA」より抜粋) (撮影:福田文平)
米国男子ツアー「ソニー・オープン・イン・ハワイ」で22年初戦を迎えた金谷拓実。グリーン上でパターを水平に持ってラインを読むルーティンがお馴染みだが、これにはルーツがあった。

水平にも持ったパター越しにカップの傾きをチェック【写真】

「何でやっているかって聞かれると、ラインを読んでいるとしか言えないです」と金谷は困ったように答える。ラインの読み方については、「こうやってボールの後ろからパターを水平に持ってカップを見ると、スライスラインなら右が低く見えます」というわけだ。

このスタイルはいつからかと聞くと、「小学生のときからですね。ゴルフ漫画の主人公がやっていたんです。僕は立ってラインを読みますけど、漫画では座っています」と教えてくれた。

金谷のいうゴルフ漫画とは「新上(あが)ってなンボ!! 太一よ泣くな」(作:小池一夫、画:叶精作)のこと。体格に恵まれず飛距離が出ない主人公、川端太一の成長物語を描いたゴルフ漫画で、続編の「新々上ってなンボ!! 太一よ泣くな」を合わせると、1987〜2009年までゴルフ雑誌ALBA(アルバトロス・ビュー)で連載していた。漫画よりも遅い98年生まれの金谷だが、「2010年くらいまで連載していましたよね」と愛読者の一人だったようだ。

ゴルフに対するひたむきさと、パットがよく入るという点が金谷と太一の共通点。金谷は昨シーズン、国内男子ツアー出場20試合で15度のトップ10を記録した。初日に出遅れてもいつのまにか上位にいる。まさに「上ってなンボ」なのだ。(取材協力:太平洋クラブ八千代コース)

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