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緊張の初日から駆け抜けた1週間 五輪を終えた星野陸也は「悔しさでいっぱい」

緊張の初日から駆け抜けた1週間 五輪を終えた星野陸也は「悔しさでいっぱい」

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2021年8月1日 15時00分

東京五輪ゴルフ競技(男子) 最終日◇1日◇霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県)◇7447ヤード・パー71>

25歳で臨んだ東京五輪、学んだことは多かったが、終わってみて残ったのは悔しさだった。ただでさえ、いつも以上に重圧を感じる“日本代表”としての1週間。加えて、初日の全選手1打目のティショットを任されて始まった本戦は、徐々に緊張が薄まるどころか、「選ばれたからには、しっかり結果を出す」という気負いが増す一方だった。

松山英樹のドライバースイングをコマ送りで

あまりにインパクトが強すぎた初日をイーブンパーで切り抜け、2日目は「68」と3つ伸ばして24位タイで第3ラウンドへ。少しでも上へと気持ちを奮い立たせたが、それが余計にプレッシャーに拍車をかける。「昨日は、相当動きが固かったんだなって。周りからもいつもと全然テンポが違うと言われました。自分ではいつも通りを心がけていたけど、変に力が入っていたのかも」。第3ラウンドは「73」と崩れ、46位タイとメダル争いからは引き離された。

最終日にようやく肩の荷が少し下りたようで、ボギーなしの5バーディでトータル6アンダーでフィニッシュ。ナイスプレーで締めくくったが、「今は悔しい気持ちがいっぱいです」と、伸ばせなかった3日間が悔やまれた。

「色んな反省がいっぱいある。今までと違った緊張感はあったけど、結局は自分のプレーをしなきゃいけない」と、100点満点には遠く及ばずに終わった4日間。「東京五輪でプレーできたのは本当によかったです。次のツアーでも、トッププレーヤーの中で感じたことを生かしていきたい」と、やっといつもの笑顔を見せた。(文・谷口愛純)

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