松山英樹は“低いトップ”に改造してマスターズ制覇!【写真】
まず驚かされたのは、「パターのヘッドは浮かせて構えるべし」という説。濱部教授によると「一般的にヘッドは低く動かせと言われますが、実験ではヘッドを地面から0.9〜1.5センチに浮かせてインパクトしたとき、順回転のいいコロがりになりました」という。
その高さの目安としてちょうどいいのが、直径約1センチの単4電池。練習するときにボールの手前に単4電池を置き、電池に触れないように打てればOK。もちろん上を通過しすぎて芯に当たらないのもNGだ。
東京五輪で金メダルの期待のかかる松山英樹は、パッティングをする際、地面をトン、トンと何度か叩いた後テークバックに入る。これをやると、ヘッドを浮かせて打ちやすいので、試してみたい。
次にタッチがつかめない人には「目とボールの距離を10センチ近づける」という説がおすすめだ。濱部教授は「身長180センチと160センチの人を比べると、低い人のほうが12〜15%ボールが大きく見えます」というが、その効果は体をかがめた場合も同じ。また、ストローク半径も小さくなるため、再現性が増すという。