またグリーンに関しては広く、アンジュレーションがあるのが特徴。ただ、2週間のあいだに男女が同じコースでプレーするため、「女子にも適用しなくてはいけない。グリーンの傾斜を考慮して適切なスピードになっている」と、速さを示すスティンプメーターは11フィート6インチほどを想定。重いとまではいかないが、通常のプロトーナメント程度の仕上がりになりそうだ。
星野も「グリーンのアンジュレーションもあるので、ピンがある面にしっかり落としてチャンスにつけるうえでティショットが大事」と繰り返したように、フェアウェイからグリーンを狙いバーディを奪う、という“正攻法”が重要度を増すコースになっている。
「特定のスコアを考えてコースセッティングはしていない。コースがタフかどうかは選手たちのプレー次第。今週ベストなプレーをした選手が優勝してくれれば」。“金メダル”獲得へ選手の力量がしっかり反映される舞台だとガーランド、ハイフ両氏は言った。そのコースを味方につける日本勢の姿が見られることに、期待したい。(文・間宮輝憲)