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50歳オーバーのメジャー最終日最終組は何回目? フィル・ミケルソン優勝の可能性を探る

50歳オーバーのメジャー最終日最終組は何回目? フィル・ミケルソン優勝の可能性を探る

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2021年5月23日 19時00分

大記録とは、もちろん50歳での優勝こと。これまでのメジャー大会最年長優勝は1968年に本大会を制したジュリアス・ボロス(米国)の48歳。50歳を過ぎてのメジャー制覇はこれまで誰もなし得ていない。周囲が色向き立つなか、果たしてミケルソンは最終日も冷静さを保って、栄冠を勝ち取ることができるのか。

ちなみに、ミケルソンがメジャー大会で54ホールを終えて首位か首位タイに立ったのは過去5回。そのうち3回は優勝。前回首位で迎えたのは2013年の「全米オープン」で、このときは2位に甘んじた。

また、50歳代の選手がメジャー大会の最終日最終組を回るのは、1934年以降でこれが4回目となる。

・1973年 全米オープン、ジュリアス・ボロス(当時53歳)、結果:7位タイ
・2008年 全英オープングレッグ・ノーマン(当時53歳)、結果:3位タイ
・2009年 全英オープントム・ワトソン(当時59歳)、結果:2位(プレーオフ)

過去に3人しか果たしていない領域に進むミケルソンだが、このなかでは最年少の50歳。19年2月以来のレギュラーツアー優勝を目指しトレーニング、練習に励んでおり、飛距離に関しても今大会では初日から平均300ヤードを大きく越えて16位。ドライバー以外にもブラッシー(2番ウッド)を多用するなかでこの数字を残している。

米国男子ツアーの歴史上でも50歳をすぎてからのツアー優勝は過去7人のみ。そのなかで最年長が52年のサム・スニード(米国)で52歳。格段にレベルが上がっていてパワーゲームに突入しているツアーのなかで、ミケルソンのこの活躍がいかに抜けているかが分かる。

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