フェアウェイキープはこの日わずか6回。ネイティブエリア、すなわち砂地に何度も入りながらグリーンを根気よくヒット。「狙えないときはグリーンの広い場所に乗せて、攻めるときは攻める」という作戦を貫き通し、10番ではチップインバーディ。そして16番、17番ではロングパットを沈めるなど、グリーンが近づくにつれ、その勢いは増した。
1日で10アンダーなどというスコアが飛び出せば、そこは欲が出てしまいそうだが、あくまでも作戦通りに、昔を取り戻す過程と冷静なスピース。「あしたは結果を求めていない」。つとめて慎重な姿勢で、最終日に挑む。