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胃がんの代理人想う心優しき21歳のマシュー・ウルフ 1913年以来6人目の本大会初出場初Vなるか

胃がんの代理人想う心優しき21歳のマシュー・ウルフ 1913年以来6人目の本大会初出場初Vなるか

配信日時:2020年9月20日 11時14分

全米オープン 3日目◇19日◇ウィングド・フットGC(米国ニューヨーク州)◇7477ヤード・パー70>

変則スイングで知られるマシュー・ウルフ(米国)が、大きなチャンスを迎えている。「全米オープン」初出場。昨年夏にプロデビューを果たすと、すぐさまツアー勝利を挙げた。アドレスの状態で踊るように右足、左足を動かし、超アップライトにクラブを上げてパワフルなショットを放つ新鋭は、いまやツアーでも有名な存在だ。

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その若き才能が、世界最高峰の舞台で躍動している。3日目は首位と4打差からのスタートで6バーディ・1ボギーの「65」をマーク。前半だけで5つスコアを伸ばし、リーダーボードの最上段を射止めた。

全米オープンだからフェアウェイをキープしたい、安全にプレーしたいと思うホールがいくつもあるけど、僕はそう思わない。今は自分のゴルフ全体の調子がいいし、自分がいいと思ったことをやるだけ。自信があるときに逃げるようなことはしない。明日もそうするだけだ」

若さゆえの勢いでムービングデーを走り抜け、最終日もそのスタイルを変えるつもりはない。「今夜はバスケットボールでも見て、いつもどおりに過ごす。感情を抑えて、やるだけ。全米オープンだけど、ゴルフに変わりない」と、冷静さも併せ持つ。

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