この決定を受けての選手も反応。セルヒオ・ガルシア(スペイン)は、「とても残念な知らせだが、ライダーカップよりも大事なことはたくさんある。ファンなしではライダーカップではないから正しい」と理解を示した。また米国代表のパトリック・リードも、「選手の安全が確かでなければ、大会に関わる人すべてが安全でない可能性がある。ファンなし、あるいは50%のファンで戦っても同じ大会にはならない。延期は正しい」と賛成の立場だ。
無観客での開催を支持していたハリントンも米国チームキャプテンのスティーブ・ストリッカーとともに、「まだパンデミックの最中で、延期は正しい選択。選手、関係者、ファンの健康と安全を守ることが第一」というコメントを発表した。米国での感染拡大が止まる気配がない現在、まだまだこの影響は続いていきそうだ。(文・武川玲子=米国在住)
