この1カ月半のあいだにも、台風15号、19号と立て続けに大雨、強風による被害を受けた。1度目は100本の倒木被害や停電などに見舞われながらも、なんとか開催にこぎつけた。「長い4日間が、1日伸びてさらに長い5日間になってしまった。本当に、無事に最後まで、問題やケガなく終えることを願います」。2日目は中止、3日目は観客を入れずに競技を実施。当初に思い描いていた形とはかけ離れてしまったが、多くのファンが習志野CCでの観戦を心待ちにしている。
選手の熱い戦いとは別に、米ツアーの日本初開催という重圧の下で、さらにプレッシャーを背負っているコース管理メンバーたち。そんな影の立役者のおかげで、明日の習志野CCは観客の笑顔で埋め尽くされることだろう。(文・谷口愛純)
