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PGAツアーの選手で注目は? 世界トップの見どころを解説【佐藤信人の優勝予想】

PGAツアーの選手で注目は? 世界トップの見どころを解説【佐藤信人の優勝予想】

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2019年10月24日 08時24分

「メジャー1勝で終わる選手ではありませんし、いいキッカケになりそう試合です」

■実は林間コースが得意なレフティ
もう一人、有力な選手がバッバ・ワトソン(米国)と佐藤は見ている。今でこそ若手の飛ばし屋が増えたが、元祖といっても過言ではない飛ばし屋のワトソン。大きく球を曲げながら攻めるそのスタイルは、実は林間コースには向いているという。

「ワトソンはオーガスタやリビエラといったホールが木々にセパレートされた林間コースが得意なんです。だだっ広くて狙い所が絞りにくいコースよりも、ターゲットが明確なところが得意。そうくると、今回の習志野も林間コースですし、ドッグレッグも多い。となれば、ワトソンが得意とするプレーがその威力を発揮すると思っています」

さらには、「ワトソンは高速グリーンが得意。ジャストタッチで合わせるのがうまい選手で、そういう意味でも、締まった習志野のグリーンも合っているのではないかと感じます」と、穴的な存在としてワトソンを挙げた。

■南米の新星 チリのルーキーがおもしろい
若手が台頭する米ツアー。昨シーズン後半からルーキーの活躍がめざましい。マシュー・ウルフ(米国)、コリン・モリカワ(米国)らがツアー優勝を果たすと、かつての世界アマチュアランキング1位のビクター・ホブラン(ノルウェー)もすでに上位常連。そんななか、新シーズン開幕戦で勝利をさらったのは、ホアキン・ニーマン(チリ)だ。

日本では知られていないが、ラテンアメリカアマチュア選手権を制し「マスターズ」に出場するなど、頭角を表し、すでにツアーでも結果を残し、若手を引っ張る存在になっている。「ルーキーがこれだけ活躍していますが、南米のチリというゴルフがそれほど発展していない国からこれだけの選手が出てくる。そこがおもしろいですし、期待してしまいます」と、現在の好調と合わせて、その生い立ちも注目となりそうだ。

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