カナディアン・オープンは昨年まで「全英オープン」翌週に開催されていたのだが、米ツアー日程が大幅に変更された今年は「全米オープン」前週の開催となり、コースもグレンアビーCCからハミルトンGCへ変更された。
メジャー前週は「出場して調子を上げてメジャーに臨む派」と「出場せずメジャーに備える派」に大きく分かれるもので、今大会には「前週に出場する派」のマキロイやブルックス・ケプカ、ダスティン・ジョンソン、ジャスティン・トーマス(いずれも米国)らが出場した。
そんな中、一昨年と昨年の全米オープンを連覇し、昨年と今年の「全米プロ」を連覇して、通算6勝のうち4勝がメジャーと「メジャー強さ」が光るケプカは、今大会の開幕前、こんな発言をした。
「この大会で目指しているのは、いいフィーリングと自信を得ること、それを抱いて全米オープンに臨むことだ。この大会では、どんな結果になろうとも、どうでもいい」
全米オープン前週の今大会をそのためのウォーミングアップに位置付けること自体は、ケプカのみならず「メジャー前週に出場する派」に共通する目的の一つではある。ケプカにとって来週の全米オープンは3連覇がかかっている大事な大会ではある。
