ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

あすにつながる夕暮れ時のガッツポーズ 谷田侑里香は“2差”で最終日へ「アンダーで回るのが前提」

米国女子ツアーの来季出場権をかけた2次予選会。谷田侑里香は最後の最後でバーディいを奪い、踏みとどまった。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2023年10月20日 11時00分

<LPGA Qスクール(予選会)セカンドステージ 3日目◇19日◇プランテーションG&CC(米フロリダ州)◇ボブキャット・コース=6543ヤード・パー72、パンサー・コース=6363ヤード・パー72>

夕暮れも近づく、最終9番ホール(パー5)。24歳の谷田侑里香(ゆりか)は、2.5メートルを沈め、ようやく初バーディが訪れると力強くガッツポーズを繰り出した。その後はキャディを務める母と、安心したような表情でハイタッチ。「入ってくれれば」と願いを込めた一打を、次のステップにつなげたい。

しずかに、力強くこぶしを握った【写真】

トータルイーブンパーの34位タイと、セカンドステージ突破(40位タイまで)のカットライン上で迎えた3日目だが、苦しい展開が続いた。パンサー・コースの10番から出ると、前半はパーを並べる展開に。そして後半の4番、7番をボギーにしてしまう。「パターの距離感が合わず、バーディパットも入りませんでした」。それだけに、なおさら9番のパットに救われた。

高校の1年間、そしてミシガン州立大での4年間を米国で過ごし、2021年の卒業後は日本でプロテスト合格を目指してきた。学生時代を過ごした国での予選会はこれが初挑戦だが、9月のファーストステージを70位タイでクリアし、高校時代を過ごしたフロリダに帰ってきた。そして2日目の「71」で初日1オーバーの“負債”を消し、通過圏内に潜っていた。

この日の「73」でトータル1オーバー・53位タイに後退したが、3日目終了時点のカットライン1アンダーまではわずかに2打。十分、射程圏内だ。「アンダーで回ってこないといけないのが前提。できるだけボギーを少なく回りたい」と、そこを意識してプレーすることになる。「最後にバーディが獲れて、明日につなげられたかな」。“1打”という数字以上に、大きなプレーになった。

午後組のスタートで遅い時間のホールアウトになったが、「気になる部分を納得いくまで練習したいと思っています」と言って、ラウンド後にはすぐに練習場に向かう。大学時代には、学業と部活の成績がともに優秀な生徒にのみ贈られる『オール・アメリカン』という賞を4年連続で受賞してきたが、文武両道の才女ぶりはこんなところからも伝わってくる。残るはあと1日。最終予選会への道を切り開いてみせる。(文・間宮輝憲)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

アマチュア・その他 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト