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「完敗です」 深堀圭一郎は全米の悔しさ胸に次戦は全英シニアへ

深堀圭一郎が感じた全米シニアオープンの難しさとは?

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2023年7月3日 10時00分

<全米シニアオープン 最終日◇2日◇セントリーワールド(米ウィスコンシン州)◇7218ヤード・パー71>

過酷な戦いを終えた深堀圭一郎は「完敗です」と一言。シニア入り後はじめての「全米シニアオープン」はトータル18オーバーの57位タイに終わった。最終日は2バーディ・5ボギー・1ダブルボギーと5つ落とすことに。アンダーパーを出したいと話していたラウンドは、この日も苦しいものに終わった。

世界一過酷な大会を写真で振り返る【大会フォト】

「いろんなことにトライしたけど」ともがき続けたが、難コースが振り向いてくれない。「一番弱いところにストレスがかかって、ゲームがおかしくなってしまう」と、ショートゲームが機能しなかったことを嘆く。「ちょっと(クラブの)入れ方を変えるとか、強弱をつけるとか、ラフからのアプローチがうまくいかなかった」。パーを拾って次につなげたいところでも、「2メートルくらいに寄せて次のパター勝負にしたいのに、乗っただけになってしまう」。日本では考えられないほど、スコアメイクがうまくいかない。

「この年齢になって、こんな思いをしないといけないんだな。でも来なければ分からなかった。ここに来てプレーできてよかったです」と、驚くほどコースセッティングに歯が立たなかった。4日間通算でアンダーパーが8人と厳しい戦いのなか、最後までアジャストを試みたが、「厳しかったです」と現実を受け入れるしかない。

前日はラウンド終了後に、テレビでプレーを見たという。「なんでみんなこんなにうまいんだろうって思ったりもしました」と世界トップとの差を実感。「まだ消化しきれないですけど、いろいろと対策を練ってやってみたいと思った」。予選は通過しながら消化不良に終わってしまったこの経験を次に生かしていく。

「24日からイギリスに行きます」と、次なる戦いは「全英シニアオープン」。今年の10月で55歳になる。まだまだ世界への挑戦は続く。(文・高桑均)

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