<アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 3日目◇31日◇テ・アライリンクス・サウスコース(ニュージーランド)◇6842ヤード・パー71>
昨年大会はプレーオフまで進み、優勝まであと一歩に迫った長﨑大星。今年は雪辱を期してニュージーランドに乗り込んだが、ここまで思うようなゴルフができていない。3日目は4バーディ・7ボギー・1ダブルボギーの「76」。初日の「74」、2日目の「73」に続き、3日間いずれもアンダーパーで回ることができなかった。
バーディは奪えているものの、それ以上にボギーがかさむ展開。最大の誤算は、得意としているパッティングだ。
「自分はパッティングが得意なんですけど、本当に1メートルちょっとでも怪しいぐらいなので。もう少し入ってくれたらなと思います」
アンジュレーションの強いリンクス特有のグリーンに加え、この日もピンポジションが難しく苦戦。試合の中で最も穏やかなコンディションにはなったが、吹いたり止んだりと風の強さも一定ではなく、読み違いも重なった。「思ったより転がったり、思ったより転がらなかったり、本当にホールごとに違った」と振り返る。
さらに、長﨑が問題視しているのは短い距離のパット。「ロングパットで3パットするというよりも、ミドルパットで3パットしているので、どうしようもないというか。乗ったとしてもスコアを作りようがないところがあります」
グリーンに乗せてもスコアにつながらない。パッティングがかみ合わないことで、コース戦略を立てようにも立てられない、ジレンマに陥っている。
昨年のドバイ大会では、3日目に「65」をマークして単独首位に浮上。5打のリードを築きながらも最終日に追いつかれ、プレーオフで惜敗した。「人生の中で一番悔しかった」と振り返る大会だけに、今年に懸ける思いは強かった。
しかし、今年は本格的なリンクスコースへの対応に苦しみ、得意のパターも本来の力を発揮できていない。
「もう少しパッティングをどうにかしないと。そういうところが足りていないなと思いました」
最終日は「まずはアンダーパーで回れたらいい」。昨年の悔しさを晴らすはずだった大会だけに、このまま終わるわけにはいかない。(文・齊藤啓介)
