夢は「2人で最終日最終組」　ツアー2連勝の妹に“食らいつき”岩井明愛がトップで日本女子OPへ

＜日本女子オープンゴルフ選手権 最終予選 最終日◇30日◇石坂ゴルフ倶楽部（埼玉県）◇6615ヤード・パー72＞

姉妹そろって“日本一決定戦”での活躍を誓う。ルーキーの岩井明愛がトータル8アンダーのトップタイで、上位57人が進出する本戦（9月29日〜10月2日、千葉県・紫CC すみれC）チケットをつかんだ。「最高峰の舞台。メジャーで優勝できたら」とその意気込みも強い。

明愛と千怜　並ぶとやっぱり似てる？

最終18番で7メートルのバーディパットを決めトータルスコアを8アンダーまで伸ばした。最終日は会心の「67」。「最初はグリーンが重いなと思ったけど、やっていくうちに距離感がつかめてきました」と、先週出場し13位になった「ニトリレディス」とは対照的なグリーンを攻略した。6日連続のラウンドに疲労は隠せないが、「気合で乗り切りました」と底力を見せた。

いわずと知れた“岩井ツインズ”の姉。一緒に昨年6月のプロテストを突破した妹の千怜は、今月の「NEC軽井沢72ゴルフ」でレギュラーツアー初勝利を挙げると、勢いそのままに翌週の「CAT Ladies」で2週連続優勝を成し遂げた。「2勝目を挙げた時は焦りもありましたけど、自分のペースもあると思う。なんとか食らいついて、優勝したいという気持ちも大きくなっていますね」と、妹の姿はやはり姉の原動力にもなっている。

軽井沢で初優勝した後、千怜が今後の目標に掲げたのが日本女子オープンでの活躍だった。その優勝により『前年本競技の翌週から当年本競技前週までのJLPGAツアー優勝者』に該当することになり、本戦への出場権を獲得。優勝会見の席では「勝ちたいです」と日本一への意欲も口にしていた。