早川夏未は今年、自身2度目の「全米女子オープン」出場を果たした。今回も1日36ホールで争われる日本予選を突破しての出場権獲得。JLPGAのレギュラーツアーで活躍する選手も数多く参加する中で、実力の高さを証明した格好だ。
そんな早川に立ちはだかるのがプロテストという高い壁だ。昨年まで3年連続、通算で4度、最終プロテストに進出しながら、合格には手が届いていない。「フェアウェイのど真ん中からボギーを打ったり、3パットをしたり、プロテストではしょうもないミスが多かった。普通の試合ではできても、テストになると、という部分があるので、そこを変えていかないと同じ結果になるのではないかと思っています」。
今季はQTを突破し、オーストラリアツアーに参戦。ネクヒロでは通算4勝目を挙げた。はたから見れば、十分に合格できる実力を備えているように見えるが、まだ大きな自信は得られていない。「コーチの天沼(知恵子)さんからも『もっと自信を持っていいんじゃないか』と言われていて、自信のない部分が結果に出てしまう。優勝しても、これで満足しちゃいけないという気持ちの方が強くなっちゃうんですよね」。高い向上心が時にマイナスに作用してしまう。それを理解したことが、昨年までとは変わった部分だ。
全米女子オープンでは世界のレベルを身をもって感じてきた。「100ヤード以内のショット、アイアンの打ち方、クラブの入れ方、アプローチやパットでグリーンをどう読んで、どう打ってくるのか、ずっと勉強していました」。好きなプレーヤーとして名を挙げる世界ナンバー1のネリー・コルダ(米国)には特に注目した。「アイアンの音が違いましたね。あの打ち方はできないですけど、どうしたら近づけるのかずっと研究しています」。世界最高峰の戦いを経験したことは間違いなくプラスになっている。
自信を持ち切れない早川を後押ししてくれそうなのが、最終プロテストの会場となる静ヒルズCCだ。昨年まで何度も2次の会場としてプレーし、毎回突破してきた。「いいイメージしかないので、そこまでいければ大丈夫かな」。今年はその前の2次が最大の関門。会場は西那須野CC(栃木県)を選んだ。
「耐えるコースだと思うので、どこかで打っちゃったとしてもチャンスがあるのかなと思っています。ショットの調子が悪くても、アプローチは得意なのでなんとかなるのかな」。A地区の競技は9月15日(火)からの4日間。この1カ月で、少しでも多くの自信を積み上げておく。
