2024年の国内女子ツアー女王を戴冠した竹田麗央は、今年から米国女子ツアーに挑戦し、ルーキーとして戦っている。3月「ブルーベイLPGA」で優勝を飾り、すでに米通算2勝。年間ポイントランキングでも上位につけ、世界トップランカーとして活躍中。そんな竹田の内面を覗く。全3回のうち3回目。※取材は7月中旬

――竹田選手がしっかりしすぎていて、23歳であることを忘れてしまいます

そうでもないです。本当に子どもですよ（笑）

――日本ツアーでも米ツアーでも先輩方と接することが多いですが、妹肌ですか？

どうなんですかね。でも、たくさん声をかけてくださる優しい先輩ばっかりです。皆さん面白いですし、なんだかすごく楽しいです

――日本ツアーでは小祝さくらさんと仲が良いですよね。いつの間にか急接近している印象でした

そうですよね。さくらさんとは、一昨年はあまり試合で回ったことはなくて（23年は3回）、たまに話すくらいでした。さくらさんも野球が好きなので、それで野球の話をよくしていて。じゃあ今度一緒に見に行こうか、ってなったのがきっかけでした

――野球観戦から海外合宿を一緒にする仲に

そうですね。ありがたいです

――米ツアーでも先輩とご飯にいったりしていると聞きました

渋野（日向子）さんも夜ご飯とかに誘ってくださいますし、（勝）みなみさんも分からないことがあれば教えてくださいますし。すごく頼りになる先輩です

――転戦先で観光にいくところも印象的です。今後行きたい国はありますか？

どうせなら、行ってないとこがいいですよね。どこだろう…。オーストラリアとかニュージーランドとかですかね。あっちの方は全く行ったことないし、景色がすごくキレイって聞いたので、時間があるときに。遠いので。試合があればそのついでに観光できたらいいですね

――ちなみに、今まで行ったところの中で1番良かったのはどこですか？

もう、先週がホントに楽しかったです（取材日は欧州連戦のオープンウィーク明け）。パリがすごく楽しかったですね。パリではいろいろ食べましたし、ワインも飲みました

――あまりお酒を飲まないタイプだと、勝手に思っていました

試合中は飲まないんですけど…。お酒は好きです（笑）

■竹田麗央のプロフィール
2003年4月2日生まれ、熊本県出身。2022年のプロテストに一発合格。地元開催の24年「KKT杯バンテリンレディス」で初優勝を果たすと、「ソニー日本女子プロ選手権」「日本女子オープン」の日本タイトル2冠を含む8勝を挙げ、女王に輝いた。日米共催「TOTOジャパンクラシック」を制したことで、米ツアーメンバー入りを決めた。おばに元賞金女王の平瀬真由美がいる。日本8勝、米2勝。ヤマエグループHD所属