<アムンディ・エビアン選手権 最終日◇12日◇エビアン・リゾートGC(フランス)◇6479ヤード・パー71>
最終ラウンドでホールインワンを含むイーグル3つを奪取しても勝ちにはつながらなかった。首位と7打差の3位タイからスタートしたブルック・ヘンダーソン(カナダ)は3イーグル・3バーディ・2ボギーの「64」で回りプレーオフに進んだが、惜しくも2022年に続く大会制覇を逃した。
最終組とはいえ、首位のユ・ヘラン(韓国)とは大きく離れていた。出だしの1番でバーディを決めたが、その後は停滞。空気が変わったのは7番パー5。ここでイーグルを奪うと続く8番パー3でホールインワンを達成。スコアを落としていたヘランに1打差まで迫った。
「すばらしいプレーができたし、とてもエキサイティングだった」。11番のボギーで一時後退したが15、16番の連続バーディで同組の岩井明愛、ヘランと並び首位に立つ。ところが17番で3パットボギー。この時点で一つビハインドを負うが、最終ホールのパー5で再び見せ場を作る。
ほかの二人がティショットをミスするなか、フェアウェイをヒット。2打目は会心のショットでピン左に乗せた。勝負のイーグルパットを決めてここをバーディとしたヘランとのプレーオフに突入した。
1ホール目、今度はブルックがティショットを曲げるとヘランが2オンに成功。3打目もグリーンを外したブルックに対して、ヘランは2パットのバーディ。メジャー大会2連勝
を決めたライバルを笑顔でたたえた。
「もう少しいいプレーができればよかったけど、プレーオフまで持ち込めたのはよかった。たくさんのバーディ、イーグルが獲れて楽しかった」
あと一歩のところでメジャー3勝目を逃したが、ホールアウト後は充実感が漂う。「2週前の3位、今回の2位といい状態にある」。ヘランが勝利した先々週の「KPMG全米女子プロ選手権」でもV争いから3位。そして今回もヘランに屈したとはいえ2位フィニッシュ。このあと2週間空けて今季最後のメジャー大会「AIG女子オープン」(全英)へと向かう。
「いままでAIGではいいプレーができていなかったけど、今年は違うストーリーになることを願っている」。試合終了後は生まれたばかりの姪に会いに一度カナダに戻り、英気を養って大一番に乗り込む。
