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渋野日向子は“勉強の2週間”の集大成へ「できることをクリアしていくのを大前提に」

“アジアのメジャー”と称されるエリートフィールド。アジア2連戦目に挑む渋野日向子は何を語った?

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2023年3月1日 18時14分

<HSBC女子世界選手権 事前情報◇1日◇セントーサGCタンジョンC(シンガポール)◇6774ヤード・パー72>

昨年、米女子ツアーメンバーになって初めて出場した試合に、渋野日向子が戻ってきた。「初日緊張して臨んだ記憶があるので、そのときよりはまだ気楽にできるかなという風には思いますけど…。コース綺麗だなーって思いながら回っているくらいです(笑)」と、タイからのアジア連戦に臨む。

同じ東南アジアではあるが、快晴だったタイとは打って変わって、シンガポールでは天気に翻弄(ほんろう)されている。コース入りした火曜日は大雨による中断で16ホールしか回ることができず、そのまま一晩通して降り続いた雨により、きょう水曜日はプロアマが中止となった。

小雨が降るなか昼前に姿を見せた渋野は、ドライビングレンジとパッティンググリーンで「ざっと2時間くらい」の調整。そして「(コースを)歩くことはできたので(回れなかった)2ホールだけ歩いた」と、大雨によりコンディションも変わったコースを確認しながら、最終調整を行った。

大胆なクラブ変更、そして新たなスイング作りに取り組みながらの今季2戦目。“新生渋野”に向けては、「1ショット1ショットで変わってきてしまうので、いろいろ考えながらやっている状況」と、場所は変われど試行錯誤は続いている。この日は風が比較的強かったことから、「そのなかでもいいリズムで打てるように」と、トップの位置に加えてリズムをポイントに挙げながら、新しい動きを体に染み込ませた。

「勉強の2週間」に位置づけたアジアシリーズは集大成を迎える。「とりあえず一個ずつ、できることをクリアしていくというのを大前提にしとくべきかな」と今大会への意気込みはやや控えめ。だが、次戦からの米本土戦、そして4月から始まる海外メジャーに向けて、多くの収穫と課題を得られる4日間にしたい。(文・笠井あかり)

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